【老老介護:ダブルケア未満】母の定期診察と父の日

6/14 母の定期診察日のため病院へ。

先日総合病院で撮ったMRIの画像を診てもらうことが

今回は大きな目的でもあります。

画像診断は前回撮った時とほぼ同じで綺麗な状態であること。

つまり脳梗塞や脳出血などの病態は見られないということでした。

ひと安心といったところです。

  

今年は春から初夏にかけての気温変動が激しく、母のように体力がなく

内分泌系がすぐれない人は本当に毎日がしんどいようです。

血圧の乱高下、それに伴う息苦しさ、寒さ暑さの感覚が麻痺してくる。

気圧も関係しているのか怠かったり、足がうごかせなかったりすることが多い。

そして、さらに追い打ちをかけるように精神的に弱気になっていく。

全てが苦痛。何かをしたくても出来ない。とにかく手を貸して欲しい。

でも、人のアドバイスは全く聞かない。恨み節。悲劇のヒロイン。

 

夜間の頻尿を減らすために薬を処方してもらっている。

そのおかげで夜間の排尿回数が3回と減った。夜間に少しまとまって

眠ることが出来ている。しかし、今度は昼間の時間の頻尿がひどい。

15分ほどでトイレに向かっている。母の神経質なところも災いしているかと

思うが本当に多い。でも、もうこれ以上、薬を処方することが出来ないと

主治医からは言われている。強い薬はあるにはあるが幻覚を見る可能性が高くなる。

2年前、薬を変えた途端にこの幻覚作用が現れて、ひどかった。

コップの中に虫がいる。コップの中で魚が泳いでいる。床に虫がたくさんいる。

知らない背の高い男性が部屋に入ってきて、脅された。

小さい女の子や男の子がずっと自分の方を見ている。

寝ている時にもベッドまでやってきて、苦しめる。怖い。

寝ていてもうなされることが多かった。

薬の副作用とも言える幻覚も大変なものです。本人も周りも。

主治医からは、これ以上薬を追加することは出来ない!と言われたということは

薬効で出来る最高値まで使っているということ。

もしかしたら、薬で母の体は苦しいとも言えるかもしれない。

もう、今となっては薬を飲まないでいると震えが止まらなかったり、

硬直したようになったりするので飲まない選択は出来ない。

より介護者に協力が必要になり、負担がかかってくる。

  

父の負担を軽減するためにもショートステイに行くことを選択していたが

2ヶ月ほど前から母が拒んでいる。理由は夜中トイレに起き上がることが難しく

なってきているから。ショートステイ先の介護士などは、なかなか夜中に素早く

やってきてくれないこともある。そのような中でトイレの失敗をして迷惑を

かけたくない。そんな気持ちがあるようだ。

最初からあまり乗り気ではなかった母の気持ちを汲んで父は行かないことを承諾

した。どこまでも頑固でわがままな母である。

人とうまく会話することが苦手で特定の人しか本音で話すことがなかった母。

何を楽しみに生きてきたのだろうか。とふと考える。

いつも愚痴ばかりを聞いてきた長女の私は、今の母をも受け入れることが出来ない。

実家に行くと息が詰まる。出来るだけ行きたくないというのは本音。

でも、一人頑張っている父を助けたいという気持ちは大きい。

今日は父の日。何かしらのプレゼントを送るよりも実家に寄って昼ごはん作って

母の世話をして、家庭菜園のきゅうりの話をしたりすることがプレゼントになったかな。

写真は、昨日のもの。雨が降っていて紫陽花が綺麗だったな。

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