1月:読み聞かせ絵本リストと子どもたちの様子

1年生

ぎょうれつぎょうれつ

  

あらすじ:

お昼ご飯ができ上がって、お母さんから呼ばれたサム

テーブルに行くまでにちょっと面白いことをしながら行こうと

考えたサムはたくさんの物を並べながら少しずつ

お母さんのいるところへ

最後はどうなるのかな?

  

子どもたちは、次は「あれじゃない?」と予想しながら

次のページの展開を楽しんでいました。

  

ある子どもは最後に「あれ?朝ごはんだと思ってた〜」と

つぶやいてました。朝の読み聞かせだからかな?

でも、気づけて良かったね。

  

こちらの本は私の中でとても印象深いです。

保育実習で保育園に行った時にこの本を読み聞かせしました。

読んだ時にはあまり反応もなく、つまらなかったかな?と

思ったのですが、その日の園庭遊びの時にあるお子さんが

おもちゃを並べて、それを「見て見て」と嬉しそうに

私にアピールしてきたんです。

こうやって「並べる」「ぎょうれつぎょうれつ」を体験したんだ

やりたかったんだなぁ〜と思って本当に嬉しかったです。

絵本から学ぶってこういうことかなと思っています。

  

みんなでぬくぬく

  

あらすじ:寒い冬の日、りすさんとハリネズミさんの家の

ストーブが壊れてしまいます。暖を取ろうと一緒に寝ますが

りすさんは近くに寄るとハリネズミのトゲが刺さって眠れず

離れると寒くて眠れない。そこで、近所のアンゴラうさぎさんの

お宅に行ってストーブにあたらせてもらおうとします・・・

  

タイトルを読み上げた時に子どもたちが

「ぬくぬく?」とちょっと不思議そうにつぶやいていました。

もしかしたら、この言葉の意味を知らなかったのかもしれません。

私は、冬になるとこの絵本が読みたくなります。

「ぬくぬく」という言葉があったかくて

動物たちの優しさが伝わってくるからです。

  

そんな私とは反対に子どもたちは

「なんで寒い夜にうさぎさんの家に行くんだ?もっと服着て」と

かなり現実的なことをつぶやいていました。

  

6年生

  

おじさんのかさ

  

あらすじ:おじさんは自分のお気に入りの傘があります。

その傘は雨の日に使うためのものではありません。

できる限り傘を濡らさないように過ごしていました。

ところがある日、小さな男の子と女の子が傘をさしながら

歌うように去っていく様子を見て、おじさんは遂に傘を開きます。

  

「え?なんで傘使わないの?」「意味わかんね〜」なんて

子どもたちのつぶやきが聞こえました。

  

絵本の中の文中に「たばこをのんだ」という表現があります。

子どもたちは「え?のむって言うんだ!」と驚いてました。

「たばこを吸う」という表現しか聞いてないし

知らないのだと感じました。

  

  

すきになったら

  

あらすじ:少女とワニの恋愛を詩的な文で書かれた絵本

  

  

この本を読もうと思ったきっかけは書店のポップを見て。

ポップには多様性が取り上げられている中で

最後の一文が胸に刺さる絵本だと紹介されてました。

内容を読み進めていくと好きになった時のときめきだったり

一緒に居なくても愛を感じたり

大人な絵本かな?とも思いつつ気に入ったので購入し

最高学年の6年生に読んでみました。

 

     

6年生の教室に入った時に私に向ける目が

「この人は何を読むんだろうね?」というちょっとお試しの視線と

感じたのですが、「おじさんのかさ」を読んだことにより

男子生徒が反応していて全体的に教室が少し緩んでいきました。

2冊目としてこの絵本を読み終えた時、女子生徒の目の華やぎ

キラキラ感があることを実感して選本して良かったなと思いました。

  

好きになる気持ち、愛は年齢も性別も関係ない。

伝わるのだなぁ〜と嬉しく思いました。

 

   

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