老老介護・ダブルケア〜母が変わって喜びが増えました〜

両親・家族
老老介護 ダブルケア パーキンソン病

母がリハビリ病院に入院して3ヶ月が過ぎた。

初めの1ヶ月ほど、いつものように看護師のことや食事のこと

とにかく愚痴を言っては「いつ帰れるのか?」と話していた。

父の心臓手術、退院した後の回復、そしてある程度の回復後、

胃部のがん切除手術、さらに回復を待つことになるため早くて

4月下旬と予想していた。

そんな中、3月末、父が胃部の手術を受ける前に母が

「この病院にもう少し居てもいいわ」と父に言ったそうだ。

  

こんなこと初めてでビックリ!

今までどの施設に行ってもどの病院に行っても何かしらの

文句、愚痴を言ってばかりいた。本当に悲しくなるくらいにね。

それが変わった!

    

母の変化は同室の50代の方との出会いにあるようだ。

その方、手先が器用で手芸が得意!

病院に母の荷物を運んで、引き換えに母からの荷物を受け取ると

カバンの中に母の作品が増えてきた。

母が楽しんでいる。それだけで嬉しい。

話し相手がそばにいるというだけで母にとっても

心強いのだと思う。遅れてやってきた学生寮生活のよう。

  

先日、ケアマネさんから電話がきた。

母が我慢を強いられていて大変なのではないか?と心配して

様子を聞くために連絡してきた。

上記のように母が楽しんでいることを伝えるとケアマネさんも

それが聞けて嬉しいです!」と声のトーンが上がった。

電話だから見えないけれども、きっと目がキラキラしてたと思う。

そのぐらい、嬉しいという気持ちを感じ取れた。

   

誰か1人が幸せな気持ちになるとそこから幸せがつながっていく。

こういうことがささやかながら本当に嬉しくて私も嬉しくなっている。

  

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