小学校で読み聞かせボランティアをしています。
10月は１回のみ。６年生クラスに行きました。
今年の６年生は昨年まで息子がサッカーを一緒にしていた
お友だちが多くいるので、毎回少し照れくさいような
久し振りに会えることが嬉しいような複雑な気持ちになります。
では、本の紹介です。
この絵本は、もしかしたら子どもたち向けというよりも
子どもをもつ親に向けられたものかもしれません。
「パンケーキをたべるサイなんていない？」
主人公の女の子はパパママに話しかけても
話をよく聞いてもらえない。
ある日、紫色でパンケーキが大好きな大きなサイが家にやって来た。
女の子はパパにもママにもこのことを伝えようと話しかけるが
二人とも取り合ってくれない。すぐそこに紫色のサイがいるのに。
女の子は紫色のサイと一緒に遊ぶうちに仲良くなっていく。
女の子は近くにパパママがいても寂しい気持ちでいる。
紫色のサイは遠い場所からやって来て一人ぼっちで寂しい。
あるとき、パパからの提案で動物園に行こう！と言われる。
動物園に行って本物のサイを見よう！ということで向かう。
「家にいるのにね」と女の子は思いつつ動物園へ。
サイの檻にはサイの不在を知らせる看板があるのみ。
これでようやく女の子の話が本当だったということがわかる。
パパママは帰宅して紫色のサイが家にいるのを発見する。
動物園に連絡しようとするが女の子が止める。
紫色のサイを故郷に帰してあげようとする。
パパママも一緒に協力して紫色のサイを故郷に戻してあげた。
元の生活に戻り、また女の子は一人ぼっち。でも嬉しい変化がありましたよ。
パパもママも女の子の話を聞きたがり、よく聞くようになりました。
この絵本は、もしかしたら子どもたち向けというよりも
子どもをもつ親に向けられたものかもしれません。
子どもの話、よく聞いてますか？
「忙しい」を理由に聞いてないことあるのではないでしょうか？
あるある。
この絵本を読んで、ハッとしました。
子どもの話、毎日聞けてるかな。
ファンタジーながらも子どもたちからの重要なメッセージを受け取った
ような気分です。
こちらの本、保護者も参加している読み聞かせの会での
選本にも良いのではないかと思います。
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