先日、両親と息子の4人で大型スーパーに出かけた。
そのスーパーは3階までが店舗で4〜6階は駐車場である。
母は病気により歩くことがしんどいので車椅子を利用している。
私は母の買い物に付き添った訳だが車椅子の操縦や周りへの気遣いは
普段していないのでなかなか大変なものである。
そして母はトイレの利用回数が多い。緊張すればするほど
トイレが気になっていく。外出は緊張にさらされる時間が増える。
最初、1階のお菓子売り場で贈答用のお菓子を購入した。
次に2階の洋服売り場で母は洋服を選び購入した。
わずか1時間くらいだがトイレに行きたがるので2階のトイレへ。
この階には多目的トイレはなく、一般的なトイレに向かった。
一番奥が空いてたのでそのまま向かう。
たどり着けたが、そこから立ち上がってトイレの中に入らなければ
ならず、母本人も不自由で介助者である私も狭いスペースで
どうしたものか?悩んでしまった。トイレの中に一緒に入り込む
スペースは全くない。母としては屈辱的だったかもしれないが
扉は開けたままにした。幸いトイレは大混雑になっていなかった。
2階のコーヒーショップでコーヒーを飲んだ後、
またトイレに行った。今度は1階の多目的トイレ。
多目的トイレに着いた時には使用中だった。
しばらく待っていると小さな女の子(推定2歳)を連れた
女性が出てきた。
この多目的トイレの扉は引き戸式だが一番開いた時にストッパーが
効かないもので、スルスルと扉が閉まってしまう。
私が車椅子を押して入ろうとすると扉が閉まってきてしまった。
歯がゆい思いでいたところ、先ほどの女性が女の子と一緒に
引き返してきて「お手伝いしましょうか」と声をかけてくれた。
ありがたく行為を受け取った。本当に助かった。
些細なことかもしれないけれども、私にとっても母にとっても
日常ではない車椅子利用時に知らない方から助けてもらえることは
嬉しいことだった。
車椅子を利用している方の不自由さ不便さなど少し感じた日だった。
コメント