【老老介護雑記:ダブルケア未満】ショートステイ。初の1週間。

両親・家族
横浜 曇り空 秋

今週金曜日に実父が手術を受ける。

一応、日帰りの予定だが身体の状態を診て

入院という判断になるかもしれない。

 

父の手術も心配だが介護されている母のほうがいろいろと

不安なことがある。

入院となると母は一人で夜を過ごすことができない。

毎日夜中のトイレへの介助が必要となる。一人で起き上がることが困難。

起き上がることが出来ても脚が棒のように固まってしまい、

立てないこともままある。

最近寒くなってきているからか、この傾向が強くなってきている。

このまま倒れたり転んだりしたら大ごとになる。

もうすでに両脚の大腿骨を骨折しているので出来るだけ避けたい。

そうなると介助人が必要である。

という訳で私が泊まりに行って介助することになる。

父が日帰りで帰宅したとしても術後は日常生活に制限が出来るので

安静に過ごす必要がある。

ただ、幸いなことに次の日の土曜日から母のショートステイが

予約出来ている。父も普段の疲れを取りながら休養が取れる。

と考えていた。

 

今日、ケアマネ(ケアマネージャー)さんが父の手術のことを心配して

ショートステイの日程を3泊4日から6泊7日に変更出来ることと

お互いに身体を休めていけるようにということを提案してくれた。

 

この提案に対して乗り気でないのは母だ。デイサービスでは年上ながらも

気の合うお友だちがいて、ちょっとした仲間もいる。スタッフとも

調和がとれており、居心地がいい。しかも、ほぼ自宅に居られることに

安心感が得られる。

一方、ショートステイでは施設の生活に馴染まないといけない。

普段ほぼ使用していない車椅子を自力で動かしトイレや食事会場に

移動しなければならない。食事会場のテーブルに着いてもすぐに

食事が運ばれる訳ではないそうだ。しかも同じテーブルの人に

話し掛けても返事がないそうだ。聞こえていないからか身体の

具合にもよるのかわからないがとにかく会話にならないとのこと。

何をするにも一人だそうだ。それがつまらない。

そしてデイサービスの時のようにリハビリ運動をしたり脳トレしたり

何か目的を持ってすることがないそうだ。

ただただ、好きなようにゆっくりと過ごすだけ。

聞こえはいいが、弱っているこの状況では陰鬱な気持ちになるのも

わからなくもない。

しかし、いつも受け身になってばかりいないで自分がやってみたかったこと

などやってみる時間に当てようと考えても良いと私は思う。

視力の低下が著しいのでテレビを観ることも難しく、本を読むことも

姿勢が維持できないのでキツイかもしれない。

だったらラジオやCDをかけて聞いても良い。

リハビリの時間が無ければ自分で時間を区切って、いつも行っている

動作を思い出しながらやってみるのも良い。

リハビリ運動も簡単ではないこともわかっている。すぐ疲れるのだ。

でも、ショートステイ中は疲れたらベッドで眠ればいいのだ。

普段、なかなか昼寝が出来ないのだから、いっそのこと昼寝を満喫する

ことも悪くない。全て考え方次第だ。

行く前から、嫌なこと悪いことしか考えていないと実際に嫌なこと

悪いことしか起こらなくなる。

そのように諭しても、なかなか頑固で我がままな母は納得しない。

先の短い自分の人生を憂いて悲劇のヒロインに浸っている。

どのようにしたら母の気持ちを少しでも前向きなものにしていけるかと

ずっと思案している。

母にとっても父にとっても良いことであってほしい。

それはケアマネさんを始め訪問看護師さん、デイサービスの方、

同じ病のお友だちなど周りで母を支えているたくさんの方々にも

良いこととなるから。

 

 

 

 

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