【老老介護:ダブルケア】レスパイト入院〜今夏から現在を振り返ってみて

エッセイ

難病を患っている母を介護している父。いわゆる老老介護。

私は徒歩10分の所に住む。中1の息子を子育て中。

両親とは一緒に住んでいないが長女ということもあり、

何かと頼りにされ、何かと援助している。いわゆるダブルケア。

  

ブログでは久しぶりに取り上げる項目かな。どうやら7月3日以来。

定期的に利用させてもらっていたショートステイ先にお断りを入れてから

行くところがなくなってしまい、父のストレスがマックス状態に。

父も今年初めに胃がんの手術を受けているので、いろいろと身体に

ダメージがある。そして、高齢ということもあり、生活する上での

家事全般を担うことが本当に億劫になってきている。

  

今年の夏は、ひどかった。

母は病気になる前から夏の暑さには弱く、食欲が落ち、体力がなくなる。

今年は更に精神的にも落ち込み、介護している父を、そして私をどんどん

減退させていった。

  

介護者にとって一番聞きたくない言葉は「死にたい」

患者である母の痛さ、辛さ、苦しさ、全部知ることは出来ないけれども

出来るだけ寄り添って、援助している。

それは、少しでも心地よく生きていけたらという願いの気持ちがある。

ネガティヴな「死にたい」の言葉を聞いてばかりいると精神的に

ダメージが大きい。

見た目にはわからないので、元気に動いていると変化は見えない。

毎日一緒にいなくてもダメージが大きくて、私は消耗していた。

   

8月の終わり頃、あてもなく、負のスパイラルから抜け出せない私たちに

父の主治医からレスパイト入院のことを打診される。

早速、ケアマネさんにお話しして、母の主治医と連絡して許可がおり、

父が手術をした時の病院に9月1週間レスパイト入院した。

意地悪な看護師がいたとかリハビリ時間も短く退屈だとか

いろいろ愚痴を言っていたけれども父の疲弊を少しでも緩和させるために

続けて10月は10日間のレスパイト入院。

母が言っていた意地悪な看護師にバッタリ出会うも、どうすることも出来ず・・・

ある程度は仕方がないことなのだと感じた。

看護師も忙しい職業だからな。受け入れありがたい限りです。しかし、

父には、さすがに10日間は長かったようで「最後の方は寂しく感じた」そう。

長年連れ添った夫婦ならでは、なのかもしれません。

  

年内にもう1回ということで今日12/2〜9までの1週間レスパイト入院。

3度目になると母も肝が座ったのか文句や愚痴を言うことはなかった。

白髪を染めて欲しいとか、パジャマを揃えておきたいとか、自分の身の回りの

ことを考えるようになった。そこは大きな違い。

   

私は午前中、仕事を休んで病院まで車で送っていく予定をしていた。

ピックアップ予定時間通りに到着したが病院から電話があり、

「今朝退院予定の患者さんがまだ居てベッドの確保が出来ない。

午後から入院にして欲しい」と連絡。

残念ながら私は付き添えなくなり、父にはタクシーで行けばいいよ。

と話していた。

ところが病院側のやりとりミスと言うこともあり、自宅まで迎えの車が

来てくれたそうだ。ちょうど激しい雨が降る中だったので、介助者がいて

乗り降りできるのは大変助かったようです。

   

というわけで無事、レスパイト入院完了。

明日、見舞いに行って来ようと思ってます。

差し入れは何がいいかな。やっぱり甘いものだよね。

ちなみに前回は、セブンイレブンのエクレアがお気に入りで

1日に2個ペロリと平らげてたそう。笑

コメント