白髪染めから見える母のプライド

両親・家族
横浜 秋晴れ

母の髪染めをしている

定期的に。

「いいおばあさん」になったら

白髪でもいい

と言い続けている。

 

もう「いいおばあさん」じゃん!

って母に言うけど

母は頷かない。

 

母にとっての髪染めは

身だしなみの1つでもあり

心の支えでもあるのかな。

 

衰えと病いによる

以前とは違う自分。

少しでも良く見せたい。

母のプライドなのかもしれない。

 

そこに口を挟む私は

「余計なお世話」をしていることは

わかっている。

けれども毎回言ってしまう。

 

先日、新聞に近藤サトさんのインタビュー記事が載っていた。

50歳を過ぎてから白髪染めをやめたとのこと。

若さに抗うのではなく、だからと言って諦めた訳でもなく、

自然なままの自分でいたいと思って染めることをやめたら

気持ちが楽になったそうだ。

 

人それぞれだよね。わかっている。

 

自分も既にカラーリングという名の白髪染めをしている。

生え際が目立ってくると人の視線が気になることもある。

少し先延ばし出来るようにターバンで隠して見たり、

分け目を変えて見たりする。

間隔をあけても結局白髪染めをしている。

今のところやめられないかな。

私もずっと続けていくだろうな。

 

 

コメント