ランドセルの思い出

エッセイ

小学校を卒業して丸1年が過ぎた。

息子が6年間使用したランドセルはまだ押入れにある。

ランドセルに執着がある訳ではないが手放す機会を

失ってしまったというところである。

  

以前、「誰かもらってくれる人いるかな?ランドセル壊しちゃって

セカンドランドセルを欲しがっている人とかいるかな?」と息子に話したら

「自分のランドセルを壊しちゃうってことは大事に使ってない人だよね。

そういう人に自分のランドセルあげたくない」と言われた。

  

息子にとって、ずっと手元に置いておきたい訳ではないけれども

大事に使ってきた自分のランドセルを大事に扱わない人に渡したくない

という気持ちを知り、何気なく言った自分の言葉を反省。

  

先日、ランドセルの話が出て、このことを思い出した。

このランドセル、次の人に渡る時がきたかもしれない。

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