今年度、6年生へ最後の読み聞かせ
少しでも笑っていて欲しくて少しだけでも心に留めてもらえたら
嬉しいなと思って、この2冊を選びました。
1冊め
ねこのさら 著:野村たかあき、柳家小三治 (らくごえほん)
道具やさんが田舎のほうに掘り出し物がないかと探しに出かけたが、
近ごろなかなか簡単には見つからない。手に入らない。
お茶屋に寄って、一休みしていると猫が茶碗でご飯を食べていた。
その茶碗を見ると、とても有名な高価な茶碗。
これを手に入れれば、儲かるぞ!というわけで
お茶屋のだんなに「猫が欲しい」と頼み込む。
お茶屋のだんなは「うちの婆さんが気に入っているから」と
お断りを入れる。
道具やさんは「どうしても気に入った」と言って今までのかつお節代として
3両支払う。猫と共にお茶碗もつけて欲しいと頼むが
お茶屋のだんなは「あなたはご存じないかもしれませんが、
これは有名な茶碗で300、500、または1000両で売れる高価なもので。
とても気に入っているから差し上げることが出来ない」と言う。
(なんだ知ってたのか)と道具やさん内心でつぶやく。
道具やさんは「じゃあ、なんで猫なんかに食べさせているんだ」と
不思議がって尋ねると
お茶屋のだんなは「猫が時々3両で売れるので」
2冊め
このよでいちばんはやいのは 著:ロバート・フローマン
「はやい」ってなんだろう。
ウサギとカメの比較。ツバメが出てきて比較。
たくさんの動物たちの走る速さ。
人間が作ったものたちの比較。
宇宙や太陽、音、光。
これらよりももっと速いのは人間の想像力。
想像力を使えば、離れて暮らすおじいちゃんや
おばあちゃんの家にも行けて、未来にも行ける。
一瞬でできる。
きみたちの中にも広がる想像力の海。
どこまでもどこへでもいける。
この一人一人持っている想像力を大切にしよう。
クラスの様子
落語絵本の最後のオチでは、ざわざわっとして笑ってました。
2冊めは、集中して聞いてました。高学年ならではの、大きな反応は無かったですが
想像力という答えをよく理解できる年齢だと感じました。
6年生のみんな、元気で楽しい未来を。
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