私が在籍している小学校のお話し会(読み聞かせ)では
毎年11月は昔話月間として、その日に必ず1冊は昔話を読む。
昔話ならば日本のものだけではなく、海外のものでもOKである。
11/6(火)は5年2組への読み聞かせ。高学年になると本選びもより
じっくりと時間をかけている。今回は、この2冊をセレクト。
そばがらじさまとまめじさま
日本昔話
そばがらじさまとまめじさまは家が隣同士。
そばがらじさまは欲が深く意地も悪い。
一方、まめじさまは優しく、おっとり純粋な
タイプ。
まめじさまがすることは全てラッキーなことになり、
そばがらじさまは負けじと同じことをするがことごとく
上手くいかない。懲りずに繰り返しているうちに
最後には自分の妻(ばさま)に叩き殺されてしまう。というお話し。
欲張りばかりしているとバチが当たる!という教訓。
まめじさま、そばがらじさま二人が同じことをしていく繰り返しだが
擬態語・擬音語が小気味良く物語を飽きさせない。
こいぬをつれたかりうど
中国の昔話
年老いた狩人は体も小さく、鉄砲を持たずに狩をしていた。
飼っている小犬の世話として、ごま油を身体中に塗りまくり、ごま油を水の代わりに飲ませ、いつもツヤツヤとさせていた。
隣村からトラ退治の依頼が来た。狩人は縄を用意し、 片方は太い木の幹に結び、もう片方には飼い犬の尻尾にくくりつけた。
子犬から出るごま油の香ばしい香りを嗅ぎつけたトラがやって来て
小犬をぱくりと飲み込んだ。それから・・・
どうやってトラを退治したのか?がユーモアたっぷりに結末にある。
最後、思わず笑ってしまう終わり方。
この2冊の組み合わせは良かったようで、担任の先生からも
「面白かったです」と言ってもらえた。
子どもたちがツッコミの言葉を出すくらい反応も良かった。
大きな反応を期待するわけではないが笑い声やツッコミ言葉が聞こえると
ダイレクトに嬉しい。その場でキャッチボール出来た気がするから。
反応が無くても集中して聞いてくれる姿を見ることが出来るだけで
本当はとても嬉しい。
また来週に向けて選本しようっと。
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