小学校読み聞かせボランティア記録(昔話月間)・ぶすのつぼ、そらがおちてくるんです、まほうのコップ/4くみ全学年合同(11/19)

本・絵本
日本の昔話、スリランカの昔話、読み聞かせ

息子が卒業した小学校で読み聞かせボランティアをしています。

11月は毎年恒例の「昔話を1冊は読む」昔話月間です。

昔話は日本のものも外国のものでもOKです。

   

冊読んで所要時間は約14分でした。

  

1冊目は

ぶすのつぼ 日本の昔話

おしょうさんが手に入れたのは大きなつぼに入った水あめ。

一人でこっそり食べようとしていたが2人の小僧さんに大きな壺が見つかる。

慌てたおしょうさんは咄嗟にこう嘘をつく。

「これは、ぶすと言って大人には薬になるが子どもが食べると毒になる。

近寄っても危ないから近づかないように閉まっておく・・・」と

2人の小僧さん、たろぼう、じろぼうは大きなつぼが気になって仕方ない。

「大人には良くって子どもには毒って?」

   

次の日おしょうさんは2人の小僧さんに留守を任せて外出する。

2人の小僧さんチャンスとばかりに、あの大きな壺の中のぶすを見に行く。

あおいだり、お互いに押し付け合いながら引っ張り出し、

壺を開けると意外にも甘い匂い。

決死の覚悟で舐めてみるとなんと甘い!

甘いことがわかると舐めるのが止まらなくなり、とうとう食べ尽くす。

空っぽになった壺を前にじろぼう慌てる。

たろぼうは良い考えがあるからと言って、掛け軸をビリビリ破り

「おれが泣いたらお前も泣け」とじろぼうに言う。

  

この後、おしょうさんは帰ってきて、たろぼうが事の顛末を話す。

2人の小僧さん、わんわん泣く。

事の顛末とは、掛け軸を誤って破いてしまった!

寺で大事な宝物の掛け軸を破いてしまったので死んで詫びたい。

毒であるぶすを舐め続けたがなかなか死ねない。

更に2人わんわん泣く。

おしょうさんは嘘をついた自分の非を認め、謝り、2人の小僧さんが

生きていて良かった。というお話。

  

2冊目

そらがおちてくるんです  スリランカの昔話

うさぎがヤシの木のしたで寝転がりながら

「この広いそらがもし、おちてきたらどうなっちゃうかな?」と

ぼんやりまどろみながら考えていると

どさっ!と何かがおちる音がした。

空が落ちてくると思ったうさぎは走って逃げる。

「たいへん!空が落ちてくる」と逃げるうさぎ。

走っている途中でカメ、しか、ぞう、キリンに会い、

空が落ちてくることを話すとみんな一緒に逃げていく。

その先にはライオンの王様がいて、空が落ちてくる話をすると

豪快に笑い飛ばし、どうして空が落ちてくると思ったのかを

うさぎに聞き、うさぎは休んでいたヤシの木にライオンの王様、

動物たちみんなを連れて行く。

葉っぱの上に木の実がポツンと落ちた音だったことがわかり、

みんなで大笑い。

うさぎは恥ずかしくなって、穴に隠れてしまいました。

   

3冊目

まほうのコップ

写真絵本。ガラスのコップを正面から見てコップの裏側に

いろいろな物を置くと見え方が違うという科学絵本。

1つの物が2つになったり、何かに変身したり、

自分でもやってみたくなるような絵本です。

最後の子どものお顔がぐんにゃりしてるページを見て

みんなで大笑い。とても幸せな終わり方でした。

ほっこりしました。

絵本の力って素晴らしいですね。

   

*4くみとは個別級のことです。いつもは低学年、高学年と分けて

読み聞かせに入りますが、この日は合同での開催でした。

とても集中して、じっくり楽しく聞いてもらえました。


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