小学校読み聞かせボランティア記録・3びきのくま、パンのかけらとちいさなあくま/5年3組(12/17)

本・絵本
読み聞かせ 絵本

今月の読み聞かせに参加できたのは12/17の1回だけでした。

早速、読んだ絵本の紹介です。

   

1冊目

3びきのくま   トルストイ

ひとりの女の子が森の中に遊びに行きました。

道に迷ってしまい、歩いているとちいさな家を見つけました。

誰もいないようです。

その家は3びきのくまの家でした。

3びきのくまは散歩に出かけていました。

だから、家には誰もいませんでした。

  

女の子は3びきのくまのスープを飲んだり、椅子に座ったり、

しまいにはベッドに入って寝てしまいました。

そこへ3びきのくまは帰ってきました。

家の中が荒らされていることに気づき誰の仕業か家中を探し始め

ベッドルームに辿り着いたころ一番ちいさなくまが

自分のちいさなベッドで眠る女の子を見つけて叫び、

女の子は目覚めて素早く逃げていきました。

3びきのくまは女の子を捕まえることが出来ませんでした。

  

2冊目

パンのかけらとちいさなあくま  リトアニア民話

貧しいきこりが昼ごはん用にパンをひとかけら持ってきて

仕事をしていました。

ちいさなあくまは、その貧しいきこりのちいさなパンを

盗んで持ち帰りました。

大きなあくまたちに褒めてもらえると思いきや、

「貧乏なきこりの大事な弁当を盗んでくるなんてひどいやつだ!

おわびして、さらにきこりのために何かしてきなさい。

それまで帰らないように」と叱られました。

ちいさなあくまは、きこりのところに戻りパンを返し、謝り、

何かお詫びに出来ることを聞きました。

きこりは、地主の許しが出れば沼を干して麦を植えたい。

その手伝いをして欲しいとちいさなあくまに言いました。

ちいさなあくまは、サクサクと沼を干上がらせ麦を撒き

立派な麦畑を作りました。

地主は立派な麦畑が出来たことを知り、作男たちを連れて

「土地を貸しただけだから」と言いながら麦を全部持って行ってしまいました。

きこりとちいさなあくまは悔しくて泣きました。

ちいさなあくまは泣くのをやめて地主のところに行ってお願いをします。

ちいさなあくまは、「きこりが可哀そうだ」と話したら

地主は「1束だけ」麦を持って行って良いと許可しました。

きこりとちいさなあくまは縄をよって長い長い1本の紐を作りました。

麦を全部1束にして持ち帰ろうとした時、地主が怒って

雄牛を納屋から放出させました。

雄牛は、ちいさなあくまを目掛けて襲いかかりました。

ちいさなあくまは雄牛をひょいと捕まえて、雄牛の背に麦を載せて

帰っていきました。

これを見た地主は驚きのあまり、死んでしまいました。

ちいさなあくまは、きこりのところに戻り、麦の束と雄牛を渡し、

パンを盗んだことを許してもらいました。

  

読み終えた後、担任の先生が子どもたちに「2冊の絵本知ってた人?」

と尋ねていたら3人くらい手が上がっていました。

担任の先生は、「3びきのくまはトルストイの作品ということで

知ってたけれども2冊目は知らなかったです」と話していました。

とても正直で良いなぁって思いました。

年内の活動は、これで終わり。また来月です。

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